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なぜ中部山岳国立公園「栂池自然園」は涼しいのか?検証してみた!

ゴンドラリフト山麓駅(標高839m)とロープウェイ山頂駅(標高1,829m)の気温差を計算してみました。

【標高差】ロープウェイ山頂駅:1,829m – ゴンドラリフト山麓駅:839m = 標高差:990m


一般的に、標高が100m上がるごとに気温は約0.6℃下がるという法則があり、理論上の気温差は次のように計算できます。

【気温差】標高差:990m ÷ 100m × 0.6℃ = 5.94℃


この計算結果は実際の観測データとも概ね一致します。ある日の気温データでは、ゴンドラリフト山麓駅で14℃、ロープウェイ山頂駅で9℃という記録がありました。よって、ゴンドラリフト山麓駅とロープウェイ山頂駅の間には、おおよそ5℃から6℃程度の気温差があると推測されます。

 


ただし実際の気温差は日々の気象条件によって変動する可能性があります。例えば天気予報データを見ると、栂池自然園の気温が山麓エリアよりも10℃以上低くなる日もあるようです。これは、高地での気温の変動が大きいことを示しています。

 

 

結果として、栂池自然園が涼しい理由は、その標高の高さにありました。栂池自然園は標高約1,900メートルに位置しており、さらに、高地にありながら湿度も低いため、真夏でも過ごしやすい気候が保たれ、北アルプスの雪どけ水が流れ込む4つの湿原の散策を快適に楽しむことができます。

 

栂池高原で過ごす際は、標高差による気温の変化を考慮し、適切な服装や防寒具を準備することをおすすめします。

 

 

お勧めコースは、栂池自然園にある一番奥の展望湿原から日本三大雪渓のひとつ「白馬大雪渓」を望み一息つくと、充実感と静寂に包まれた「白馬大雪渓」の雄大さを目前にし、穏やかな気持ちになる事ができます。

 

 

栂池自然園のトレッキングマップを下記にご用意しました。ご計画にお役立てください。

◆日本語:PDFダウンロード(地図 FAQ)

 

◆ENGLISH:PDF download

この夏は、つがいけマウンテンリゾートで涼しい夏のひとときをお過ごしください。